節約という盾を書いたので、今度は投資という剣を書きたい。自分も傷を負うかも知れない、まさに両刃の剣。しかし、資本主義経済という世界では一般冒険者には投資という剣が必要です。今日は投資のお話しです。
あくまで自己責任で。どのサイトでも書いている通り、このブログ内でも自己責任です。確実に儲かるのが分かっているなら、当然知ってる人が独り占めしてるか、怖い巨大資本が既に納めているからです。
ただし、攻略本はかなり出ております。そして使うべきではない武器は分かってきています。今日のお話しで使用する攻略本は古典に近くなってはいるものの歴史を刻んでなお未だ輝きを放つ名著です。
使わない方が良い武器、投資をしてはいけない商品を紹介していきます。以下の3つは手を出さないようにしましょう。
・購入手数料のかかる金融商品
・ランニングコストの高い金融商品
・市場平均に勝とうとする金融商品
この3つは絶対に避ける。実に簡単です。
チャールズ・エリスは「敗者のゲーム」の中でこう言っています。市場を出し抜く事は悪魔の囁きだ。プロのプレイヤーが戦い抜いた結果が市場平均である。アマチュアが取れる戦略は安定してパーを狙いミスをしないという敗者のゲームなのだと。(私の意訳です)
ならば、どのような金融商品が良いのか。バートン・マルキールは「ウォール街のランダムウォーカー」の中でこう言っています。もし25年、株式を持ち続ける事が出来るなら話は変わってくる。株式が債券を上回った割合は20年保有で91.3%、30年保有で99.4%である、と。(私の意訳です)
そして、その二人が提唱するのが市場平均に連動する低コストのインデックスファンド、という事になります。ここらへんが現代の投資という剣に対する最適解ではないでしょうか。
具体的にどの商品だ、となるとネット上でも様々な宗派が出てきますが、2018年現在では楽天・全世界株式インデックス・ファンドが文句の出しようが無いレベルで完成されています。下記URLが参考になるでしょう。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000FHC4
ここ数年間、アメリカ市場の成長が強すぎた為、アメリカ株式オンリーで良いという声もありますが、バートン・マルキールが著書の中で書いているようにアメリカ株式にも受難の時代と失望の時代が10年レベルで続いていた事は覚えておくべきでしょう。私もS&P500投信を良くプッシュしていますが、全世界の株式に投資した方が成功した時も失敗した時も一番納得がいくと思います。
昨年より、氷河期世代の私には信じられないレベルでインデックス投資の環境は良くなっており、もう大手インデックスブログでオススメされてるやつなら外れ無しではないかな、とさえ思えていたりもします。
それよりも25年、30年という超長期の保有をどうするか、という事の方が大切になるでしょう。今後あなたが相棒とする剣です。巻物レベルの古典を読みながら、ゆっくりと見合ったものを選ぶのが良いでしょう。
ちなみに両者の本は、図書館で無料で借りる事が出来ます。買うと意外と高いのでまずは図書館をオススメします。ネットで断片的に情報を拾うよりは、ゆっくり本を読むべきと思います。大切なお金の事ですし。
コピペ用にもう一度書いておきます。
チャールズ・エリス「敗者のゲーム」
バートン・マルキール「ウォール街のランダムウォーカー」
まとめ
・ランニングコスト(信託報酬)の安いインデックス投信を買う
・最低限25年以上保有する
追記
もっと、ババーンと株式リターンの高さとか、長期で保有した時の図とかを載せた方がとは思ったのですが、本を読んだ時の楽しさが半減するかと思い、テキストだけにしました。あと、敗者のゲームがいつの間にかKindle版出てました。買おうか悩んでいます。。
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